日本酒 金雀はなぜ人気?入手困難な状況も

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金雀は、2017年と2018年のIWC(国際ワイン・チャレンジ)SAKE部門では、「プレミアム金雀」が純米大吟醸部門で世界一に輝きました。また、その品質の高さから国際的にも高い評価を受けています。金雀の味わいは、フルーティな風味と米の旨味が絶妙に調和していることが特徴です。マスカットに似た香りがあり、「白ワインのような華やかさ」と評されることも。また、熟成酒のような深い味わいとまろやかさがあり、爽やかな香りと芳醇な旨みのバランスが見事です。こうした特徴が多くの日本酒愛好者を魅了しています。

しかし需要増加に伴い、在庫不足が続いており、手に入りにくい状況です。

画像出典:堀江酒造

目次

金雀(きんすずめ)とは?

金雀酒造の歴史と特徴

堀江酒場は、山口県岩国市錦町に位置する山口県最古の酒蔵です。その歴史は1764年に始まり、創業から256年以上にわたり酒造りを続けています。創業者は毛利家の家臣であった堀江太朗兵衛で、酒蔵の屋号は「雀集堂」と名付けられました。この由緒ある酒蔵は、長い伝統に支えられた技術と信念によって、地域に根ざした酒造りを行っています。

堀江酒場の立地は、錦川という山口県内最長の清流と、標高1,000メートル級の山々に囲まれた自然豊かな地域にあります。この地の特徴は、銘水百選にも選ばれた良質な水と、盆地特有の大きな寒暖差です。この環境が、酒造りに最適な条件を整え、堀江酒場の日本酒に独特の味わいと品質をもたらしています。

製造理念として、堀江酒場は伝統的な日本酒造りを大切にしながらも、新たな可能性に挑戦し続けています。「酒はもっと美味しくなる」という信念のもと、真髄の一滴を追求する姿勢が、金雀の味わいに反映されています。

堀江酒場は、長年の伝統と最新技術を見事に融合させ、地元の素材を最大限に活かした高品質な日本酒を生み出しています。その代表銘柄「金雀」を中心に、国内外で高く評価される日本酒を製造し、世界に向けて日本酒の魅力を発信し続けています。

金雀の日本酒が愛される理由

代表銘柄である「金雀」は、フルーティーな風味と米の旨味が特徴です。特にマスカットを思わせる香りがあり、「白ワインのような華やかさ」と評されることが多いです。また、熟成酒のような深い味わいとまろやかさが際立ち、爽やかな香りと芳醇な旨みのバランスが絶妙です。こうした特性が、高く評価されています。

金雀の受賞歴

平成二十年度の南部杜氏自醸酒鑑評会では、金雀 大吟醸が優等賞を受賞し、その完成度の高さが評価されました。また、全国新酒鑑評会では平成21年から24年、さらに平成26年から28年にかけて金雀 飛翔が連続して入賞するなど、継続的な品質の高さを示しています。さらに、平成24年の広島国税局清酒鑑評会では、金雀 飛翔が首席優等賞を獲得し、中国地方で第1位に輝きました。この受賞は、地域でもトップクラスの評価を得ていることを物語っています。

金雀の受賞歴は国内だけにとどまらず、国際的な舞台でもその実力を発揮しています。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の2017年および2018年「SAKE部門」純米大吟醸の部において、Premium金雀が2年連続でトロフィーを獲得し、世界一位に輝きました。この偉業は、金雀が日本酒の国際的な評価基準においても最高の品質を誇ることを示しています。

また、平成29年度には山口県特産品振興奨励賞を「黒まいん」が受賞するなど、金雀シリーズ全体が多方面で高い評価を受けています。これらの受賞歴は、金雀が伝統的な製法と最新の技術を融合させ、日本酒の新たな可能性を追求している結果であり、その一貫した品質と味わいの高さを証明するものです。金雀は、国内外の酒ファンにその魅力を認められる、まさにトップクラスの日本酒ブランドです。

金雀日本酒の種類と特徴

金雀 飛翔

金雀 飛翔『美味しさの彼方へ』がテーマの純米大吟醸酒です。金雀は、最高峰とされる山田錦を丹念に磨き上げて仕込みに使用しています。仕込みに使われる水は、清流錦川の源流から湧き出る清らかな湧き水です。この水は、その透明度と純度の高さで知られ、日本酒造りに最適な条件を提供しています。

さらに、金雀の醸造は低温でじっくりと時間をかけて発酵させる方法で行われます。この低温発酵は、酒の味わいに繊細さと深みをもたらし、華やかな香りを引き出します。発酵が進み、醪(もろみ)が香り豊かに熟成すると、酒袋を用いて醪を吊るし、自然に滴り落ちる雫だけを集めた雫酒として仕上げられます。
・全国新酒鑑評会連続入賞(平成21年~24年、平成26年~28年)
・平成24年広島国税局清酒鑑評会首席優等賞(中国地方1位)

画像出典:堀江酒造

金雀 純米大吟醸

土壌を肥やし圃場の地力で育くむ有機農法で生産した地元産の有機酒造好適米「山田錦」だけを使用して、伝統的な技法で有機JAS認証規格の厳しい審査基準をクリア。自然由来の原料にこだわり、環境に配慮した製法で造られています。

画像出典:堀江酒造

金雀 大吟醸

『至福の味わい』がテーマの大吟醸酒です。

平成二十年度 南部杜氏自醸酒鑑評会 優等賞受賞。この受賞は、金雀 大吟醸の品質の高さを示しています。南部杜氏自醸酒鑑評会は、日本酒の品質を評価する権威ある大会の一つであり、この優等賞受賞は金雀 大吟醸の優れた味わいと品質を裏付けます。

画像出典:堀江酒造

酒器の選び方

同じ山口県の萩焼の酒器で合わせてはいかがでしょうか。萩焼は、山口県萩市一帯で焼かれる伝統的な陶器で、その素朴な美しさと独特の風合いで多くの人々を魅了しています。装飾が少なく、自然な風合いを生かしたデザインが特徴で、釉薬のかけ方や焼成時の色の変化によって一つひとつ異なる模様が生まれます。使用される土は、萩焼特有の大道土と見島土をブレンドしたもので、この独自の素材が萩焼の個性的な風合いを生み出しています。

萩焼の特性の一つに「萩の七化け」と呼ばれる現象があります。これは、器を使用するうちに表面の釉薬が変化し、時間とともに味わい深さが増していくというものです。また、表面に微細な隙間が生じる「貫入」という現象も特徴で、使用することでその隙間に色や液体が染み込み、器に独自の模様が形成されます。このような変化は、使い込むほどに味わいが増し、愛着が深まる要因となっています。

萩焼の歴史は1604年、毛利輝元が朝鮮人陶工に御用窯を築かせたことから始まります。当初は朝鮮半島の高麗茶碗に似た様式でしたが、江戸時代中期になると和風化が進み、独自の様式を確立しました。その後、「一楽二萩三唐津」と称されるほど茶人に愛され、日本の陶器文化の中で重要な位置を占めるようになりました。

萩焼は、日本酒との相性も非常に良いとされています。特に、磨きの高い日本酒を楽しむ際に使用することで、その味をマイルドにし、熟成感を引き出す効果があります。器そのものが日本酒の温度や香りに影響を与え、より深みのある味わいを楽しむことができます。その独自の風合いと機能性は、使い込むほどに魅力を増し、日本酒との相性を引き立てる重要な要素となっています。

まとめ

金雀日本酒は、その高品質と多様なラインナップで、多くの日本酒ファンを魅了しています。特約店やオンラインショップを活用して、お気に入りの一本を手に入れてみてください。そして、自分だけの楽しみ方を見つけて、日本酒ライフをさらに充実させましょう。

Sake Café Journalでは、日本酒にまつわる幅広い情報をお届けしています。このブログでは、初心者の方にも楽しんでいただける基礎知識から、愛好家向けの専門的な内容まで、さまざまな視点で日本酒の魅力を発信しています。もしこの記事に興味を持っていただけましたら、ぜひ他の記事ものぞいてみてください。きっと新しい発見があるはずです!

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この記事を書いた人

『Sake Café Journal』へようこそ。20年以上にわたり、ぐい吞みを蒐集してきた私ですが、そこから自然と日本酒の世界に引き込まれ、今では日本酒そのものも深く楽しむようになりました。このブログでは、ぐい吞みなどの酒器の魅力や、日本酒の選び方・楽しみ方を中心に、初心者の方でも気軽に味わえる日本酒の世界をお届けします。日本酒に合う器とお酒、その組み合わせの妙をカフェのようにリラックスした雰囲気でご紹介していきます。

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