新政の特約店と魅力

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新政酒造の特約店制度は、品質管理と適切な流通を重視する同社の姿勢を反映しています。ただし、人気の高さゆえに入手が困難であることも事実ですので、購入を希望する場合は、根気強く、頻繁に確認することがとても重要です。

目次

新政酒造直売と特約店

特約店一覧

北海道桜本商店
北海道札幌市中央区南十条西7丁目4-3
TEL:011-521-2078
URL:https://ontable.jp
宮城県カネタケ青木商店
宮城県仙台市太白区鹿野1-7-16
TEL:022-247-4626
URL:https://kanetakeaoki.jp
秋田県天洋酒店
秋田県能代市大町8-16
TEL:0185-52-3722
URL:https://www.shirakami.or.jp/~asano/
菅久商店
秋田県秋田市中通四丁目14番8号
TEL:018-833-6336
URL:https://www.osake.or.jp/shop/buy/sugakyu.html
高良酒屋
秋田県仙北郡美郷町六郷字米町58
TEL:0187-84-1106
URL:http://takaryou.com
吉田商店
秋田県秋田市広面字谷内佐渡33-1
TEL:018-832-3768
福島県泉屋酒店
福島県郡山市開成2-16-2
TEL:024-922-8641
埼玉県雪乃屋こぐれ酒店
埼玉県所沢市北野南1-1-6
TEL:04-2948-1639
URL:http://www.sake-kogure.jp
千葉県いまでや
千葉県千葉市中央区仁戸名町714-4
TEL:043-264-1200
URL:https://www.imadeya.co.jp/
東京都酒舗まさるや
東京都町田市鶴川6-7-2-102
TEL:042-735-5141
URL:http://www.masaruya.com/
はせがわ酒店
東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館5F
TEL:03-6273-4355
URL:http://www.hasegawasaketen.com/
味ノマチダヤ
東京都中野区上高田1-49-12
TEL:03-3389-4551
URL:http://ajinomachidaya.com/
小山商店
東京都多摩市関戸5-15-17
TEL:042-375-7026
URL:https://www.jizakenokoyama.co.jp/
かき沼
東京都足立区江北5-12-12
TEL:03-3899-3520
URL:http://www.kakinuma-tokyo.co.jp/
伊勢五本店
東京都文京区千駄木3-3-13
TEL:03-3821-4557
URL:https://isego.net/
五本木 ますもと
東京都目黒区五本木1-41-5
TEL:03-3712-1250
URL:http://www.sake-masumoto.com/
かがた屋酒店
東京都品川区小山5-19-15
TEL:03-3781-7005
URL:https://www.kagataya.net/tenpo/
升新商店
東京都豊島区池袋2-23-2
TEL:03-3971-2704
URL:https://www.masushin.co.jp/
地酒とワインの蔵 光屋
東京都大田区蒲田5-45-5
TEL:03-3739-4141
URL:http://www.hikariya.com/
神奈川県横浜君嶋屋
神奈川県横浜市南区南吉田3-30
TEL:045-251-6880
URL:https://kimijimaya.co.jp/
田島屋酒店
神奈川県横浜市金沢区泥亀1-17-10田島ビル1F
TEL:045-783-5321
URL:https://www.tajima-ya.com/
望月商店
神奈川県厚木市旭町3-17-27
TEL:0462-28-2567
URL:https://motimoti.com/
福井県酒乃店 はやし
福井県越前市平和町12-13
TEL:0778-22-1281
URL:http://www.sakenomise.com/
静岡県酒舗よこぜき
静岡県富士宮市朝日町1-19
TEL:0544-27-5102
URL:https://www.yokozeki.info/
大阪府山中酒の店
大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-20
TEL:06-6647-0911
URL:https://yamanaka-sake.jp/
酒蔵なかやま
大阪府大阪市北区本庄東2-15-2
TEL:06-6371-0145
URL:http://sakaguranakayama.com/
掬正
大阪府大阪狭山市金剛1-7-8
TEL:072-366-6660
URL:https://kikusei-jizake.com/
京都府にしむら酒店
京都府京都市左京区北白川久保田町3
TEL:075-781-3049
URL:http://nishimura-saketen.com/
兵庫県すみの酒店
兵庫県神戸市長田区花山町2-1-27
TEL:078-611-1470
URL:http://www.sumino-sake.jp/
岡山県住吉酒販
福岡県福岡市博多区住吉3丁目8-27
TEL:092-281-3815
URL:http://sumiyoshi-sake.jp/

新政酒造は直売を行っていません。これは品質管理と適切な流通を重視する同社の方針によるものです。

  • 限定的な販売網:新政の日本酒は、メーカーと契約を結んだ特約店でのみ販売されています。
  • 品質管理:特約店制度を採用することで、品質を落とさずに商品を消費者に届けることを目指しています。
  • 定価販売:特約店では新政の日本酒が定価で販売されています。
  • 保存環境:特約店では適切な保存環境が維持されています。
  • 入手困難:特約店でも品切れ状態が続いていることが多く、入手が困難な状況です。
  • 全国展開:特約店は北海道から九州まで全国に展開しています。

商品ラインナップ

No.6 ナンバーシックス

新政の定番生酒「No.6」は、6号酵母の特性を最大限に引き出すために醸造されています。通常、生酒は味が変わりやすいため冬から春にのみ出荷されますが、「No.6」は蔵内でマイナス5度以下に徹底管理され、特定の専門店でのみ販売されることで、通年で鮮度の高い生酒を楽しめるようになっています。

「No.6」シリーズは、単一の米品種にこだわる「colors」とは異なり、米の出来を重視しており、原料米の品種は一定ではありません。そのため、あえて特定の原料米名の表記されていませんが、使用するのは必ず秋田県産米、または「亀の尾」や「陸羽132号」といった酒米に相当する品種です。

R-typeレギュラータイプの純米酒仕様
S-typeスーペリア(上級)を意味し、大吟醸規格の精米歩合50%
X-typeエクセレント(秀逸)を意味し、精米歩合40%の純米大吟醸。最上級モデル

Colors カラーズ

秋田県産の酒米の特徴を最大限に引き出す「火入れシリーズ」。各酒米の魅力を活かすために最適な精米歩合で仕込み、丁寧な火入れによってその風味を固定しています。また、全量を木桶で仕込むことで、「新政」の個性を安定的に楽しめる、スタンダードなラインナップ。

アッシュ秋田市河辺和田地区の酒米「亀の尾」使用
アース秋田市河辺鵜養地区の酒米「陸羽132号(愛亀)」使用
ヴィリジアン秋田市河辺鵜養地区「美郷錦」使用
コスモス秋田市河辺和田地区「改良信交」使用
エクリュ秋田市河辺和田地区「酒こまち」使用

「火入れ」は、日本酒造りにおいて発酵の停止と酒質の安定化を図るために重要な加熱処理です。火入れによって微生物の活動を抑制することで保存性が向上し、長期保存でも安定した味わいが保たれます。

PRIVATE LAB プライベートラボ

従来の日本酒製法にとらわれず、革新と大胆なアプローチで醸造された特別なラインです。将来の日本酒が到達すべき新しい味わいや、解決すべき課題に挑むために構想され、「新政」の根底にある精神と初期の情熱を最も純粋に表現しています。また、ラベルデザインには風水の象徴である四神をモチーフに取り入れています。

亜麻猫(あまねこ)白麹で仕込んだ新しいタイプの日本酒
陽乃鳥(ひのとり)仕込み水の代わりに日本酒を使用した貴醸酒
天蛙(あまがえる)アルコール濃度10%以下の活性うす濁り酒
涅槃龜(ねはんがめ)精米歩合が88~92%と非常に高く、玄米に近い状態

新政酒造の特定名称は「純米酒」の表記です。

特定名称は「純米酒」です。

—— 一般的に日本酒の純米区分における特定名称酒は、主に精米歩合によって「純米酒」・「特別純米酒」・「純米吟醸酒」・「純米大吟醸酒」という4つの区分に分けられます。しかしながら精米歩合のみが酒の価値を決めるものではないことから、当蔵はいかなる精米歩合であろうとも、すべて「純米酒」という表記に統一しております。
*なお「陽乃鳥(ひのとり)」は既成の酒(純米酒)を用いて醸造する「貴醸酒」というジャンルの酒です。こちらは特定名称酒にはあてはまりませんので、表記はしておりません。

新政酒造のオフィシャルサイトより引用

8代目佐藤祐輔氏と新政酒造の革新的取り組み

佐藤氏は、日本酒造りをアートの創造と捉えています。「蔵元がアーティストならば、酒は表現の産物の一つ」という言葉がそれを示しています。また、「ひとつの蔵だけが良い酒を造っても、長期的には経営面で問題が発生する可能性が高い」とし、日本酒業界全体の啓蒙にも力を注いでいます。革新と伝統を融合させた氏の酒造りは、新政酒造を一流ブランドに復興させ、日本酒業界にも大きな影響を与えています。

製法の改革

  • 効率重視の速醸製法から伝統的な生酛造りへ切り替えた
  • 醸造用アルコールを添加する普通酒を撤廃し、純米酒に特化する方針に転換
  • 木桶仕込みを復活させ、45本の木桶を使用した仕込みを行う

生酛造り…自然界の微生物を活用し、天然の乳酸菌で酒母を育て、自然な生存競争により優良な酵母を選別します。この製法は、通常の3倍の時間、また手間もかかるため現在では約1%の蔵元しか行っていません。その分、深いコクとキレのある辛口の味わいが生まれ、熟成が進むと一層豊かな風味が増し、酵母の純度が高く雑菌にも強くなります。(新政酒造では、生酛造りでは伝統的な「酛摺り」を行わず、ビニール袋内で手でゆっくりと「ゆする」独自の「手酛」という手法を開発)。

原材料へのこだわり

  • 使用する酒米を秋田県産に限定
  • 無農薬・無肥料の自然栽培による酒米栽培に取り組む

地域貢献

  • 秋田県の地酒文化を守りつつ、地域の産業や環境保全に貢献
  • 木桶工房の建造に着手し、伝統技術の継承と地域産業の支援を行う

主力銘柄は四合瓶(720㎖)

新政の日本酒は、他の日本酒とは一味違う独特の風味で知られています。その秘密は、伝統的な「生酛(きもと)造り」などの手法を用いることで、自然な発酵を重視した酒造りをしている点にあります。これにより、柑橘系の爽やかな香りや、奥行きのある酸味と複雑な旨味が生まれています。新政はまた、日本酒の品質維持にも注力しており、主力銘柄は四合瓶(720ml)のみでの販売となっており、フレッシュな状態での飲用を推奨しています。

新政酒造と6号酵母

新政酒造で発見された6号酵母

6号酵母は1930年に新政酒造で発見された酵母で、吟醸酒製造技術の基盤となった重要な酵母の一つとされています。

日本醸造協会によって「協会6号酵母」として認定され、広く普及しました。特徴としては、低温でも強い発酵力を持り、寒冷地でも安定した発酵を可能とし、味わいや香りが穏やかで、酒蔵の個性を引き出しやすいことがあります。

新政酒造はこの酵母に強いこだわりを持ち、全ての銘柄で6号酵母を使用しています。これにより、新政独自の味わいを生み出しています。この独自の酒造りが新政の人気の一因となっています。

まとめ:新政酒造

新政酒造は日本酒業界で高く評価され、特に愛好家や専門家の間で強い人気を誇るブランドです。そのイメージは「革新的」「先進的」として定着し、日本酒に留まらずアート界からも注目を集めています。品質面では全国新酒鑑評会で優秀な成績を収め、独特な味わいと品質の一貫性が高く評価されています。価格帯はやや高めですが、品質と希少性から「価値がある」と認識され、限定商品にはプレミアム価格がつくこともあります。

流通面では生産量が限られているため入手困難な銘柄が多く、この希少性がブランド価値を高めています。若年層を中心に新たな日本酒文化を求める層に支持され、従来のファンのみならずワイン愛好家からも注目を集めています。業界への影響も大きく、革新的なアプローチが他の蔵元に刺激を与え、秋田県全体のイメージアップにも貢献しています。

国際的にも評価が高く、海外コンペティションでの受賞歴があり、日本酒の国際化を牽引。評論家や専門誌からも革新性と品質の高さを称賛され、「日本酒界のスティーブ・ジョブズ」とも評される佐藤祐輔氏の経営手腕も注目されています。新政酒造は、伝統と革新を融合させた独自の市場ポジションを確立し、日本酒業界で特別な存在として広く認識されています。

Sake Café Journalでは、日本酒にまつわる幅広い情報をお届けしています。このブログでは、初心者の方にも楽しんでいただける基礎知識から、愛好家向けの専門的な内容まで、さまざまな視点で日本酒の魅力を発信しています。もしこの記事に興味を持っていただけましたら、ぜひ他の記事ものぞいてみてください。きっと新しい発見があるはずです!

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この記事を書いた人

『Sake Café Journal』へようこそ。20年以上にわたり、ぐい吞みを蒐集してきた私ですが、そこから自然と日本酒の世界に引き込まれ、今では日本酒そのものも深く楽しむようになりました。このブログでは、ぐい吞みなどの酒器の魅力や、日本酒の選び方・楽しみ方を中心に、初心者の方でも気軽に味わえる日本酒の世界をお届けします。日本酒に合う器とお酒、その組み合わせの妙をカフェのようにリラックスした雰囲気でご紹介していきます。

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